【後編】現実が動き出す瞬間——「どっちでもいいや」という最強の手放し

前編では、「望むほど遠ざかる」という現実創造のパラドックスについてお話ししました。

では、どうすればその力みを解き、望む現実を引き寄せることができるのでしょうか。 私が長年の施術と自分自身の向き合いの中で気づいた、執着を手放す手順をご紹介します。

① 「欲しがっている自分」を否定せず認める

まず「無心にならなきゃ」と力むこと自体が、実はひとつの執着です。「ああ、自分は今すごく結果に執着しているな」と、ただそのままの自分を認めてあげることが第一歩です。

 

② 「どっちでもいい」「どうでもいい」と良い意味で開き直る

執着が一番外れるのは、実は「もう、どっちでもいいや!」と半ば諦めに近い形で開き直った瞬間です。

「治ってもいいし、治らなくてもその人にとって必要なことが起きる」 「叶っても叶わなくても、今の自分で十分幸せだからどうでもいいや」

この「投げやり」ではなく「委ねる」感覚の「どうでもいい」境地に達したとき、途切れていたエネルギーが一気に循環し始め、拍子抜けするほどあっさりと現実が動き出します。

 

③ 「今この瞬間」に集中する

結果のコントロールを手放したら、あとは「今、目の前にあること」だけに意識を戻します。ヒーリングなら、ただ手に伝わるエネルギーに意識を向けるだけです。


20年以上経った今でも、「手放し」は毎日の実験です。

「どうしても変えたい」「欲しい」と手に力が入っているなと気づいたら、ふーっと息を吐いて、「まあ、どっちでもいいか」とつぶやいてみてください。練習が必要です。

あなたが握りしめていた手を緩めたとき、その空いたスペースに、本当に必要な現実が自然と流れ込んできます。